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9 June 2004, Kowloon, HongKong
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ついに香港のMamma Mia!の初日分チケットを手に入れる事が出来たのです。今回はチケット入手まで何か月も掛かってしまった。 気が付いた頃には、Cathay Pacific’s Fly'n See Mamma Mia! In HongKong などと称する キャンペーンツアーまであって、連絡した頃には既に遅く、もう初日のチケットは取れないだろうと諦めていました。 それでも、少しばかりの可能性を求めて主催側にメールで問いかけていました。返信には Tickets for 9th June are not on sale to the public at the moment. とあり、それは、アジアのMamma Mia!初日制覇を決めていた私にとっては寂しい文字でした。それから2週間程した頃、おなじアドレスから I will let you know as soon as possible.というメールが届き、 念願のticket for opening を手にする事が出来たのです!と言っても、チケットはすぐ家に届くのではなく、URBTIXというサイトで一度申し込みをし公演当日に入り口で引き換えると いう方法でしたので、当日会場でクレジットカードを提示して手にするまで、不安で仕方ありませんでした。 それより私って、香港の場所さえ知らなかったのです。 by タヘリまゆみ

香港はとにかく暑い。香港イコール百万ドルの夜景と言われているようだけど、 私にとっては、香港はただ暑い場所という感じ。 外を歩くだけでも汗ダラダラ。それに比べて建物の中はどこも冷房が必要以上に効いていて、当然、会場である HongKong Cultural Center(香港文化センター)の中もかなり寒く、じっとしていると 震えが来る位でした。エンディングで踊るまでこの寒さが続くのかと思うとぞっとしました。辺りを見渡すと、ABBAの文字が入ったツールを身に付けた西洋人が多く、私みたいに『ABBAが好きでここまで来ちゃった人たち』 が多い事が分かりました。席位置を確認し、ABBAツールを身に付けた西洋人たちに軽く会釈をして、早速Bjorn様御一行を探す為に会場をうろうろ する事にしました。私だけではなく他の外国人もBjorn or Bennyを探しているのが良く分かりました。私が身に付けた自己表示する為のABBAツールは、日本人らしく携帯ストラップで、ヨーロッパで発売されたCD The Name Of The Game に特典として付いていたものです。ドイツABBAファンにBjorn & Benny GOODSと交換して貰った貴重なツールです。


写真の後ろに写っている、何やらレセプション会場のようなところは、 Platinum Lounge といって、プラチナ席を予約した人がワインや軽食を楽しめる場所でした。 それになかなか気付かなかった私は、開演前にこの周辺をウロウロしていました。ここで又、レセプションが行われて、Bjornに再会するのではないかと、期待一杯でした。 結局、香港を離れるまでABBA関係者に出会うことは一度も無かったけど、貴重な Australian Mamma Mia! を観る事が出来たのです。香港やシンガポールのMamma Mia!はオーストラリアの劇団が行う期間限定公演なのです。恥かしい事に、英語で演出されるMamma Mia!を観るのは初めてだったのです。イギリスでMamma Mia!が始まった頃は正直言って私は全然興味が無かった。 何故って、ABBAが出演するわけじゃないのだから、って。Bjorn & Benny が何を仕出かしてもABBAとして4人で活動しない限り私の興味が沸かなかった、というのが本音なのです。 東京でのMamma Mia!が切っ掛けになって、私の心に火が付いてしまったのです。だって、ABBA SONGSが会場一杯に流れて、キャストとオーディエンスが一体となってその時を過ごす事が出来るなんて、ABBAのコンサート以来でしょう?私は80年の日本公演には行けなかったファンの一人なので、こんな感激は二度とないと思うのです。



この日、ソフィー(Sophie)、サム(Sam)、リサ(Lisa)を演じたのはメインの役者達ではありませんでした。ソフィー(Sophie)を演じたのは右の写真の人でした。


それにしても舞台まで遠すぎる。席はUPPERという3階に相当する辺りで、後ろドアから数えた方が早い列。オペラグラスでもキャストの表情が見えませんでした。でも最高です、英語のMamma Mia!って。 やっと私は、originalに最も近い舞台を観れる事が出来たのです。ソフィー(Sophie)が友人のアリ(Ali)とリサ(Lisa)と一緒に、お母さんであるドナ(Donna)の日記を覗き見するところ。国によって全くアクションに違いが現れるのは一番この場面だと思うのです。特に Honey honey の振り付けが全然違う。特に言葉の比較が面白い。 Mamma Mia! in Tokyo では「点、点、点」、Mamma Mia! in Koreaでは『チョン、チョン、チョン』、そして Mamma Mia! in HongKong(Australian) では'dot, dot, dot' なんですね。私は確認していないのですが、Mamma Mia! in Hamburg のドイツ語オリジナルサントラCDによると'punkt, punkt, punkt'らしいです。 ところで、ふと思ったのですが、アリ(Ali)とリサ(Lisa)って、Happy Hawaii(原曲 Why did it have to be me)ALICE から来てるのではないでしょうか。そんな事を考えながら、今迄観た公演とは少し違う、迫力のあるMamma Mia!を思う存分楽しみました。今日、会場が一番盛り上がったのが、Take a chance on me の場面でした。今迄に100回近く見たけれど 、この場面でここまで盛り上がったのを観たのは今回初めてです。Australian ロージー(Rosie)は必見です。



Mamma Mia! in HongKong was performed throughout the summer 9 Jun - 15 Aug 2004



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