カーテンコールで、『忘れられない一夜になった』とビョルン。フリーダもステージに上がりCATHERINE JOHNSONの誕生日を祝って会場一体になってHAPPY BIRTHDAY TO YOUを歌いました。彼女のお陰で私はMMを通して色々な国の友達の輪を広げることが出来たのです。本当に有難う、そして、お誕生日おめでとうございます。
15 October 2006, Moscow, Russia
ちょっとした観光へ行こうよ、と2人のロシア人ABBAファンが翌日ホテルまで来てくれて、それがとんでもない事になりました。いつも海外MM観劇をしても時間的に余裕がなく、というよりMM観賞だけが目的だけなのであえて観光はしてないのですが。赤の広場くらいは見たいなと思って興奮しました。しかし、「ねえ、フリーダがもう直ぐチェックアウトするけど、観光とフリーダどっちがいい?決めるのはアナタだよ!」。これが凄い事に・・・。ホテルのロビーでは丁度フリーダがチェックアウトを終えて沢山の荷物をポーターに準備させ外の車を待たせていたところ。このままホテルを出て行ってしまうところ。他にファンらしき人は女性一人しか居ませんでした。やはり話しかけようか迷っていた様子。「今しかチャンス無いわよ、話しかけましょう?」と振り返ると彼ら2人は居ない。え?嘘、2人とも『ホテルでファンが待ち伏せしているのは好きじゃない』というフリーダの言葉を思い出して逃げてしまってた。”Hello, Frida”と私。彼女は驚いて私を見るなり近づいてきて、 "Are you --- 少し忘れた --- Japanese who saw Mamma Mia more than 200 times?.". 突然そんな事を言われワタシ ハ アナタ ノ ファン デス と言い忘れ "How do you know that?. Oh Frida, is this a dream?."と問いかけると、彼女、 "--- 少し忘れた --- remember American girl?."、、、アメリカ人の女の子?。そう言われて思い出した私。そして分かりました。昨夜隣だった女性がアメリカ人で、フリーダは彼女から私の話を聞いていて、公演後に私を探していてくれたんだって(私といえば、プログラムを買いたくてずっとウロウロしてしまっていた)!。彼女達の関係を聞くのを忘れていたけれど、あの女性のお陰で話が出来た!。フリーダに他のロシア人ファンもここへ来ているので、と待ってもらい、写真を撮ったり会話をしたり信じられない時を過ごす事が出来ました。私よりもっともっとマンマミーアを見ている人は日本に沢山居るし、日本のABBAファンは今でも元ABBAメンバーが来日する事を願っているのですよ、と。前回と違い今回は沢山話をする時間があったのに、また自分自身をアピールするのを忘れてしまい少し後悔しましたが、少しでも日本やファンの存在を思い出してくれたら!、と思いました。噂には聞いていましたけど、こんなにフリーダが優しいとは正直思っていなかったのです。ビッグスターの元メンバーがクルーを待たせ時間を割いて、ファン達とこんなに密接に話をしているのですよ。やっぱり夢みているのかなって。
ロシアのABBAファンはとても礼儀正しくて静か。突然現れた私にとても親切で色々と良くしてくれました。フリーダに会った後とてもとても凍えるような夜なのに色々な場所に案内してくれて。ロシアのイメージが全く変わったのは言うまでもありません。日本人の私をとても大切にしてくれました。Now I miss them.